【写真:Getty Images】
バルセロナは、昨季下部組織から頭角を表した期待のMFイライクス・モリバを失う危機に立たされているのかもしれない。スペイン紙『マルカ』などが見通しを伝えている。
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イライクス・モリバは18歳になった直後の今年1月にバルサのトップチームにデビュー。リーガ終盤戦では先発で起用される試合もあり、合計で公式戦18試合に出場して1得点を挙げた。
チームの将来を担う有望株として期待される存在となったが、2年目のシーズンの始動はトップチームではなくBチームの選手として迎えることになった。バルサは10日から2021/22シーズンに向けたトレーニングを開始するが、クラブが発表したメンバーによれば、イライクス・モリバはBチームに所属しつつトップチームの練習に参加する選手の一人だとされている。
その背景には、契約延長をめぐるクラブとの駆け引きがあるのではないかとの憶測が持たれている。イライクス・モリバとバルサとの契約は残り1年となっており、延長に向けた交渉は難航しているようだ。
経営状態が苦しいバルサがイライクス・モリバに提示した新契約の条件は、選手側が求める条件を大幅に下回っている模様。Bチームでプレーさせるという決定は、クラブの提示した条件で契約にサインするよう促すための“プレッシャー”ではないかとの見方も伝えられている。
イライクス・モリバはクラブによるこの対応を快く思わず、オファーの増額がなければ契約延長に応じることはないと予想されている。その場合は、移籍金の発生する今夏のうちに他クラブへ移籍する可能性が出てくると考えられる。プレミアリーグやブンデスリーガなどからのオファーがあるとも報じられている。
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