【写真:Getty Images】
現在行われているコパ・アメリカ(南米選手権)2021でブラジル代表の決勝進出に貢献したのが、パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するFWネイマールだ。名実ともに世界最高峰の選手として、サッカー界を牽引している。今回は、そんなネイマールがどんな選手なのか紹介する。
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母国ブラジルのサントス下部組織出身であるネイマールは2008年に同クラブとプロ契約を締結した。2011年のコパ・リベルタドーレス優勝に貢献し、日本で行われたクラブワールドカップ2011にも出場。初戦の柏レイソル戦でゴールを決め、日本のサッカーファンを驚かせた。しかし決勝でバルセロナに敗れ、惜しくも準優勝となった。
その後ネイマールはレアル・マドリードなどのビッグクラブも狙っていたが、バルセロナと2013年5月に契約。2014/15シーズンはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)、ラ・リーガ、コパ・デル・レイ(国王杯)の3冠獲得に貢献した。
その後、ネイマールは2017年8月にサッカー史上最高額でPSGへ移籍。背番号10をつけ、これまでにリーグアンやカップ戦のタイトルなどを獲得してきた。ロンドン五輪では銀メダル、オーバーエイジ(OA:24歳以上)枠で出場したリオ五輪では金メダル獲得に貢献。しかし、まだワールドカップの優勝はない。
ネイマールは左右ウィング、トップ下、FWなどほとんどの攻撃的なポジションを担うことができる。テクニックは言うまでもなく世界最高レベルでこれまでに数々のDFを翻弄してきた。ドリブルスキルはもちろんだが、シュートセンス、パスセンスもさすがだ。チームは攻撃に移ったら、まず一番にこの選手を見るだろう。それだけ、圧倒的な存在感を示している。
20代前半の頃は守備をあまりしないようなイメージだったが、最近では、2019/20シーズンのCL決勝でも見せたような前線での積極的な守備も見られる。また、FKも超一流でアイディアも豊富。攻撃面においてはできないことはないくらい完璧な選手である。
ネイマールは現在参加しているコパ・アメリカでブラジル代表を優勝に導き、自身初の同大会優勝を果たすことができるだろうか。