リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。
10位:わずか9得点でも高評価の理由は…
【写真:Getty Images】
FW:ロベルト・フィルミーノ(リバプール/ブラジル代表)
生年月日:1991年10月2日(29歳)
市場価値:7200万ユーロ(約86.4億円)
20/21リーグ戦成績:36試合9得点7アシスト
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ロベルト・フィルミーノは度々批判にさらされる。その理由の多くはゴールが少ないというものだが、それでもリバプールはフィルミーノを起用し続ける。ユルゲン・クロップ監督はゴール以外での貢献度の高さを強調している。
フィルミーノがプレーするのはセンターフォワードのポジションだが、頻繁に中盤に降りてくる。ライン間でボールを受けて前を向いたり、サイドに展開するなど「10番」の仕事をしている。ファイナルサードではゴール前に顔を出し、ストライカーとしての仕事もする。得点数に関しても、プレミアリーグで毎年10得点前後をマークしており、それ以外の仕事量を考えれば十分な数字を残している。
軽快なボールタッチとフィジカルコンタクトを苦にしない「ドリブル」におけるキープ力には優れたものがある。スペースを察知する判断力に優れ、61という「守備力」はFWとしては極めて高い。GKとの1対1など決定的なチャンスを決めきれない部分もあるが、総合力で見ればワールドクラスだ。