【写真:Getty Images】
UEFAユーロ2020(欧州選手権)はラウンド16の全8試合が終了した。その中で、いくつかのスーパーゴールが誕生している。
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スペイン代表のアルバロ・モラタは味方のクロスをうまく収め左足で豪快にシュート。ベルギー代表のトルガン・アザールはベスト8入りを手繰り寄せるコントロールシュートを沈めた。また、フランス代表のカリム・ベンゼマは「理解不能」なファーストタッチから得点。いずれも素晴らしいものだった。
そんなラウンド16において、最も強烈なインパクトを残したのはポール・ポグバと言えるのかもしれない。スイス代表戦で記録したゴールは、今大会のベストと言っても不思議ではないほど、完璧で美しいものだった。
2-1リードで迎えた75分、ベンゼマのシュートのこぼれ球を拾ったポグバは、ペナルティーエリア手前からシュート。ボールはGKヤン・ゾマーの手に触れることなく、ゴール右上隅にズバッと突き刺さった。
ボールをコントロールした際に少しバランスを崩したが、すぐに立て直し相手が寄せる前に右足を振り抜いた。シュートは十分なスピードを維持しながら右カーブがかかっており、ゾマーからするとほぼノーチャンス。決めたポグバは腕を組みドヤ顔を見せ、フランスサポーターは思わず頭を抱えた。技術とパワーが融合した、まさにポグバらしい芸術的ゴールだった。
フランス代表はその後スイス代表に追いつかれ、PK戦の末に残念ながらベスト16で姿を消すことになった。しかし、ポグバのミドルシュートがユーロという大会の歴史に生き残り続けることは確かだろう。
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