【写真:Getty Images】
バルセロナは、18歳のMFペドリがU-24スペイン代表として東京五輪に出場することに反発する動きを見せているようだ。スペイン紙『マルカ』が29日付で伝えている。
【今シーズンのバルセロナはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
スペインは東京五輪に向けた招集メンバーを29日に発表。現在スペインA代表としてユーロ2020(欧州選手権)に出場している選手6人や、オーバーエイジ(OA)枠3人を含むなど強力なメンバーが組まれた。
五輪では選手の供出に対して国際サッカー連盟(FIFA)による拘束力がなく、選手派遣を拒否しているクラブも少なくない。だがスペインでは国内のスポーツ法によりスペイン五輪代表への選手供出が各クラブに義務付けられ、豪華メンバーを集めることが可能となっている。
それでもバルセロナは所属選手たち、特にペドリの東京五輪出場に難色を示し、派遣を拒否することを試みているという。今季ブレイクした同選手のあまりにも過酷なスケジュールと試合数がその理由だ。
昨夏に17歳で加入したバルセロナですぐに主力に定着したペドリは、ラ・リーガで最終節を除く37試合に出場。カップ戦を含めるとクラブで合計52試合、A代表とU-21代表も合わせるとすでに64試合を戦ってきた。ユーロで勝ち進み、五輪にも出場したとすれば、年間70試合を超えることが見込まれる。
さらに五輪を終えればすぐに次のシーズンも開始されるため、年間70試合以上を戦った上でほとんどオフがないということもあり得る。日程は非常に厳しいが、それでも本人は五輪出場を望んでいるとみられ、最終的には出場することになるとも予想されている。
【了】