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C・ロナウド、ユーロ2020敗退で今後はどうなる? 得点王や世界記録の行方は…

text by 編集部 photo by Getty Images

クリスティアーノ・ロナウド
【写真:Getty Images】


 ユーロ2020(欧州選手権)決勝トーナメント1回戦のベルギー代表対ポルトガル代表戦が現地時間27日に行われ、ベルギーが1-0で勝利を収めた。前回王者であるポルトガルも、FWクリスティアーノ・ロナウドもこの段階で大会から姿を消すことになった。

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 FIFAランキング1位のベルギー代表と、ユーロ2016王者であるポルトガル代表による好カードがベスト16でいきなり実現。トルガン・アザールの強烈なミドルシュートによる1点が決勝点となり、ベルギーが接戦を制して準々決勝へと勝ち進んだ。

 ポルトガルのエースであるC・ロナウドは試合を終えると、キャプテンマークをピッチに叩きつけて悔しさをあらわにした。これまで4回出場したユーロでは2回の決勝を含めて全て準々決勝以上まで勝ち進んでいたが、最も早い段階での敗退を味わうことになった。

 だがグループステージの3試合で5得点を挙げていたC・ロナウドは現在も得点ランキング単独首位に立っており、このまま得点王獲得のチャンスもある。大会に残った選手ではチェコ代表のFWパトリック・シックが1点差の4得点、ベルギーのFWロメル・ルカクが3得点を挙げてC・ロナウドを追っている。

 一方で、代表チームでの世界最多得点記録の更新はお預けとなった。今大会の5得点を加えて通算109ゴールとなり、元イラン代表FWのアリ・ダエイ氏が保持していた記録に並んだが、大会中に上回ることはできなかった。

 ベルギー戦の敗戦により、リオネル・メッシに並ぶ6回目のバロンドール受賞の望みもほぼ消えたと言えるかもしれない。セリエA得点王に輝いたこともあり候補の一人とは予想されていたが、ユーロ得点王の個人タイトルを加えたとしても、チームが早期敗退では大きな上積みにはならないとも考えられる。

 36歳という年齢を考えれば普通なら代表引退の話が出てきてもおかしくないところではあるが、C・ロナウドにその気配はない。次は37歳で迎えるカタールワールドカップを目指すことが見込まれ、得点数世界記録の更新のチャンスは十分にありそうだ。

【了】

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