ユーロ2020（欧州選手権）決勝トーナメント1回戦のオランダ代表対チェコ代表戦が現地時間27日に行われる。両チームは17年前の大会でも激戦を演じており、この試合ではチェコ代表の若きエースストライカーによる鮮やかなスーパーゴールも印象的だった。

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　ワールドカップ予選やユーロ予選などでも対戦しているオランダとチェコだが、主要国際大会の本大会での対戦は2004年以来。その前回は、ユーロ2004のグループステージ第2節での対戦だった。

　初戦でドイツ代表と引き分けたオランダは、決勝トーナメント進出に向けて初勝利を挙げたい状況。前半4分にはDFヴィルフレート・ボウマ、19分にはFWルート・ファン・ニステルローイのゴールで順調に2点を先行した。

　だがチェコも長身FWヤン・コレルのゴールですぐに1点を返すと、後半にはさらなる反撃。71分にはMFパヴェル・ネドヴェドからのクロスをコレルが胸での絶妙なコントロールで落とし、最後はFWミラン・バロシュが鮮やかなダイレクトボレーで2-2の同点ゴールを叩き込んだ。

　終盤にもFWヴラディミール・シュミツェルが決めたチェコはこの試合に3-2の勝利を収めて決勝トーナメント進出を確定。オランダも最終節で突破を決め、両チームともにこの大会を準決勝まで勝ち進んだ。バロシュはオランダ戦でのゴールも含めて計5得点を挙げ大会得点王に輝いている。