【写真:Getty Images】
やはり世界最高のストライカーによる一撃は、凄まじいものがあった――。
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UEFAユーロ2020(欧州選手権)はグループリーグの全日程を終了した。大会はここから、負けたら終わりの決勝トーナメントに突入する。
グループリーグ全36試合では数多くのスーパーゴールが誕生した。チェコ代表FWパトリック・シックの超ロングシュート、デンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンの弾丸ミドル、クロアチア代表MFルカ・モドリッチの右足アウトシュートなど、どれも目の覚めるような素晴らしいものだった。
そして、グループリーグ最終日となった現地23日にもスーパーゴールが誕生した。決めたのは、ポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキである。
現代最強のストライカーはロシアで行われたスウェーデン代表戦、2点ビハインドで迎えた61分、ピオトル・ジエリンスキのスルーパスに抜け出しペナルティーエリア内に侵入すると、右足でボールを少しズラし、相手DF二人を前にしながらも、その間からコントロールシュート。これがゴール右隅に突き刺さった。抜け出し、コントロール、そしてシュート。すべてが完璧だった。
さらにレバンドフスキは84分にもゴール。スコアを振り出しに戻した。
レバンドフスキはこの2ゴールにより、ポーランド代表での通算得点数が「69」に到達。これはユーロ2020に参加しているポーランド代表の他25人による通算ゴール数の合計(34)の2倍以上にあたる数字である。ポーランド代表最大の強みであり、最大の弱みであるとも言えるかもしれない。
大エースに2ゴールが誕生したポーランド代表は、アディショナルタイムに失点し2-3でスウェーデン代表に敗北。この結果、3戦未勝利でポーランド代表は大会から姿を消すことになった。レバンドフスキのプレーが決勝トーナメントで見られないのは、少し寂しい気もするが…。