【写真:Getty Images】
フランスサッカー連盟(FFF)のノエル・ル・グラエ会長は、今年夏に開催される東京五輪男子サッカーのオーバーエイジ(OA)選手としてFWアンドレ=ピエール・ジニャックがメンバー入りすることを明言した。『AFP』に語ったとして複数メディアが伝えている。
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東京五輪ではU-24日本代表とも同じグループで対戦するU-24フランス代表。24歳以下の選手としてはパリ・サンジェルマン(PSG)のFWキリアン・ムバッペをはじめとして欧州トップレベルで活躍するスター選手も多いが、多くのクラブが所属選手の派遣を拒否し、メンバー構成に苦慮しているとも報じられていた。
場合によっては大会出場を放棄せざるを得ないという話も浮上していたが、ル・グラエ会長はあくまで五輪出場を主張。「我々は五輪へ行く。まずはそのことをはっきりさせたい。競争力のあるメンバーで大会に臨む」と語った。各クラブに向けては、「少なくとも選手一人を行かせてほしい」と呼びかけている。
さらにル・グラエ会長は、メキシコで活躍するベテランFWのジニャックがOA枠の一人となることを明言。「ジニャック(招集)は正式だ」とコメントしている。
過去にはトゥールーズでリーグアン得点王に輝き、マルセイユでも活躍したジニャックは現在35歳。2015年からメキシコのティグレスに所属し、クラブの歴代最多得点者になるなどゴールを量産している。昨年のFIFAクラブワールドカップでも得点王に輝いた。
またル・グラエ会長は、マルセイユの28歳FWフロリアン・トヴァンもOA候補であることを明かした。トヴァンは50名の予備登録メンバーに含まれていなかったが、各クラブの派遣拒否でメンバー構成が困難になったことを受け、FIFA(国際サッカー連盟)およびIOC(国際オリンピック委員会)との間で50名以外からの選出が認められたという。その上で、トヴァンを選ぶかどうかはシルヴァン・リポル監督次第だとしている。
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