【写真:Getty Images】
現地時間11日に1年の延期を経て開幕を迎えたユーロ2020(欧州選手権)は、ここまでグループリーグの15試合を消化。そして、計34得点が生まれている。その中には、いくつかのスーパーゴールもあった。
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最も強烈だったのは、現地14日に行われたグループリーグD組第1節、スコットランド代表対チェコ代表で誕生した一発だろうか。
ハムデン・パークで開催されたこの試合は、前半終了間際に動く。42分、右サイドバックのウラジミール・ツォウファルからクロスが上がると、パトリック・シックが反応。187cmの長身を誇るストライカーはこれを頭で合わせ、ゴールネットを揺らした。
そして、目を疑うようなスーパーゴールが誕生したのは、1-0リードで迎えた52分のことだった。
スコットランド代表選手のシュートがトマシュ・ソーチェクに当たりシックの下へこぼれると、同選手はハーフウェーライン付近から超ロングシュート。カーブを描いたボールは前に出ていたGKデイビッド・マーシャルに触れられることなく、ゴールネットへと吸い込まれた。
データサイト『Opta』によると、シックのゴールは約45.45mの位置から決められたものだったという。これは、同サイトがユーロのデータ集計を始めた1980年大会以降、最長距離となったようだ。
シックのスーパーゴール含む2得点があり、チェコ代表はスコットランド代表を2-0で撃破。試合後、勝利したヤロスラフ・シルハビー監督は「この世のものとは思えないものだった」とシックの2点目についてコメントを残した。ユーロという大会において長く語り継がれるゴールになったことは確かだろう。
白星発進となったチェコ代表は次節、グループリーグ突破をかけクロアチア代表と対戦する。