U-24日本代表は12日、ジャマイカ代表との国際親善試合を行い、4-0で勝利した。オーバーエイジ組が初めてそろい踏みしたU-24ガーナ代表戦に続く快勝。金メダルを目標に掲げるU-24日本代表のチーム作りは、東京五輪本番に向けた仕上げの段階に入っている。(文:西部謙司)
替えの効かない2人への依存
東京五輪のメンバーと戦い方がみえてきた試合だった。ジャマイカのA代表を相手に4-0と圧倒し、前回のU-24ガーナ戦に続いて手ごたえ十分の内容でもあった。
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先に気になることに触れると、遠藤航と田中碧がフル出場している。本番の予行演習でもあるので当然かもしれないが、五輪でメダルを狙うならバックアップは必要になる。このコンビのクオリティは申し分なく、替えの効かない存在なのは確かだが、酷暑も予想される東京五輪だけに要のボランチを疲弊させることは避けなければならない。
中山雄太、板倉滉、旗手怜央がプレーできると思うが、いずれも他のポジションとの兼任だ。遠藤&田中の専属バックアップがおらず、この2人にすべてを託すのは明らかにリスクである。どこかにリスクを冒さなければならないのは仕方ないのだが、2人のプレーぶりが素晴らしいだけに逆に一抹の不安は残る。
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