天皇杯2回戦の試合が9日に各地で開催されている。18時キックオフのカードとしては11試合が行われた。

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　天皇杯は2回戦からJ1、J2全チームが登場。昨季は新型コロナウイルスの影響により大会規模を縮小する形で開催されたため、多くのチームにとって2シーズンぶりの天皇杯となった。

　その初戦はいきなりの荒れ模様。昨年度王者の川崎フロンターレは、J3のAC長野パルセイロに敗戦寸前にまで追い込まれた。

　長野は前半42分にMF藤山智史のミドルシュートで先制し、そのまま1-0で大金星を挙げるかに見えたが、後半アディショナルタイムに川崎FのMF橘田健人が同点ゴール。1-1で延長戦へもつれ込んでいる。

　横浜F・マリノスもJFLのHONDA FCに対して苦戦を強いられ、前半28分にはGK楠本祐規にPKを決められて失点。後半にエウベルのゴールで同点としたが、こちらも1-1で90分を迎えて延長戦に突入した。

　順天堂大学と対戦したFC東京は前半9分に永井謙佑のゴールで先制したが、追加点を奪えず88分に失点。この試合も勝負の行方は延長戦に委ねられる。

　北海道コンサドーレ札幌はJFLのソニー仙台FCとゴールの奪い合いを演じたが、FW中島大嘉のハットトリックと小野伸二、ルーカス・フェルナンデスのゴールにより5-3で乱戦を制した。

　その他のJ1勢はセレッソ大阪、アビスパ福岡、柏レイソル、名古屋グランパスが順当に勝利。ジェフ千葉とSC相模原はJ2対決を制し、京都サンガF.C.もJ3のFC今治を下して3回戦へ進んだ。

▽天皇杯2回戦（18時）
川崎F 1-1 長野（延長へ）
千葉 1-0 大宮
横浜FM 1-1 HONDA（延長へ）
C大阪 2-0 鳥取
福岡 6-0 鹿児島
札幌 5-3 ソニー仙台
柏 3-0 栃木シティ
京都 3-1 今治
北九州 0-1 相模原
名古屋 5-0 三菱FC
FC東京 1-1 順天堂大（延長へ）

【了】