若くして才能を披露して高く評価された選手が、そのままスター選手として活躍し続ける保証はない。怪我やプレッシャーに苦しみコンディションを落とす選手がいれば、ピッチ外での問題で活躍の場を失っていく選手も多い。今回は大きな期待を背負いながらも、大舞台から姿を消したドイツ人選手を紹介する。
クロップ監督就任が分かれ目になったMF
【写真:Getty Images】
MF:マルク=アンドレ・クルスカ
現所属クラブ:フロリンデ(ドイツ3部)
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12歳のときにボルシア・ドルトムントの下部組織に加わったマルク=アンドレ・クルスカは、その5年後にはトップチームに昇格した。17歳4か月15日でのデビューは当時のクラブ史上2番目の記録に。当時のベルト・ファン・マルワイク監督は、17歳のクルスカを定期的に起用していた。
2年目までは途中出場が多かったが、3年目の06/07シーズンにレギュラーに定着する。デビューから4年間は順調な成長を見せていたが、08/09シーズンが転機となる。ユルゲン・クロップ監督が就任するとクルスカは出場機会を失い、冬にベルギーのクラブ・ブルージュへと完全移籍している。
クラブ・ブルージュでのプレーは半年で終わり、その後はドイツでキャリアを続けた。2部や3部を主戦場に9年間を過ごし、18/19シーズンはルクセンブルクでのプレーも経験。19年夏からはFCフロリンデで育成年代の指導者をこなしながら、自身もプレーを続けている。
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