若くして才能を披露して高く評価された選手が、そのままスター選手として活躍し続ける保証はない。怪我やプレッシャーに苦しみコンディションを落とす選手がいれば、ピッチ外での問題で活躍の場を失っていく選手も多い。今回は大きな期待を背負いながらも、大舞台から姿を消したアルゼンチン人選手を紹介する。
マラドーナの再来と呼ばれたはずが
【写真:Getty Images】
MF:カルロス・マリネッリ
現所属クラブ:なし
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ボカ・ジュニアーズ下部組織出身のカルロス・ マリネッリはかつて”マラドーナ”の再来と呼ばれ、アルゼンチンを背負って立つと期待されていた。欧州でプレーするものの、アルゼンチンの消えた逸材の一人である。
ボカの下部組織で活躍すると、17歳の時に当時プレミアリーグのミドルスブラに加入。鳴り物入りでプレミアリーグにやってきたマリネッリだったが、怪我にも悩まされ公式戦49試合の出場に終わった。
2003年にはトリノへレンタル移籍。公式戦23試合の出場に終わりミドルスブラへ戻るが、同年11月に双方合意のもと契約を解除。2004年にフリーでボカに復帰となった。しかし、カルロス・ビアンチ監督との関係が崩壊し、十分なプレー機会を与えてもらえず。すぐにアルゼンチンのラシン・クラブへ加入となった。
その後もクラブを転々とし、2015年にペルーのウニベルシダ・サン・マルティンで現役引退となった。攻撃MFとしてプレーし、”マラドーナの再来”と言われ期待されていたマリネッリだったが、A代表でのプレーは一度もなく現役を終えた。
【了】