EURO2020(欧州選手権)が1年の延期を経て現地時間6月11日に開幕を迎える。世界が注目するビッグイベントに、果たしてどのような選手たちが挑むのだろうか。今回は、連覇を狙う前回大会の王者ポルトガル代表の招集メンバー全26名と基本スタメン&フォーメーションを紹介する。(代表通算成績・各選手情報は今大会開始時点のもの)
GK
ルイ・パトリシオ【写真:Getty Images】
ルイ・パトリシオ
生年月日:1988年2月15日(33歳)
所属クラブ:ウォルバーハンプトン/イングランド
20/21リーグ戦成績:37試合
代表通算成績:92試合
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年代別のポルトガル代表を経験し、長年同国代表で正守護神に君臨してきたのがルイ・パトリシオだ。3月のワールドカップ予選は直前の試合で味方と衝突し、脳震盪で途中交代となったことで見送ることになった。所属するウォルバーハンプトン(ウルブス)では今季37試合でゴールマウスを守った。また、前回大会では全試合でゴールマウスを守り、ポルトガルの優勝に貢献。連覇には守護神の働きが重要になりそうだ。
アントニー・ロペス
生年月日:1990年10月1日(30歳)
所属クラブ:リヨン/フランス
20/21リーグ戦成績:38試合
代表通算成績:13試合
正守護神にルイ・パトリシオが君臨しているため、アントニー・ロペスは第2GKという立ち位置になるだろう。それでも、脳震盪で招集が見送られたパトリシオに代わり、3月のワールドカップ予選では全試合に出場。2勝1分という成績を残した。代表では2番手でも、所属するリヨンでは正守護神の座を守っている。今季はリーグ戦全試合でゴールマウスを守った。優勝した前回大会はパトリシオが全試合でゴールマウスを守ったが、果たして起用はあるだろうか。
ルイ・シルバ
生年月日:1994年2月7日(27歳)
所属クラブ:グラナダ/スペイン
20/21リーグ戦成績:32試合
代表通算成績:出場なし
ポルトガル代表では第3GK扱いとなっているルイ・シルバだが、所属するグラナダでは正守護神の座に君臨。2018/19シーズンは40試合に出場し、チームをスペイン1部昇格に導く働きを見せた。今季は公式戦46試合に出場し、UEFAヨーロッパリーグ(EL)ベスト8入りに大きく貢献。だが、今季限りでのグラナダ退団が決まっている。ポルトガル代表に選出されているものの、未だ出場はなし。2人のGKに阻まれているが、A代表デビューは訪れるのだろうか。