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伊東純也、ベルギーで大活躍。二桁得点&二桁アシストも達成、来季は「チャンスがあれば上のリーグで」

text by 編集部 photo by Getty Images

伊東純也
【写真:Getty Images】

 日本代表は28日に予定されている2022年カタールワールドカップ・アジア2次予選のミャンマー代表戦に向けて合宿を行っている。26日のオンライン取材にはMF伊東純也が登場した。

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 ベルギー1部のゲンクに所属する伊東は、今季のリーグ戦でプレーオフも含め11得点16アシストを記録。クラブもレギュラーシーズンで4位につけ、優勝決定プレーオフの末に2位でシーズンを終えた。「10ゴール10アシストを目標に掲げていたので、達成できてよかったと思います」と伊東にとっても充実した1年になったようだ。

 ゲンクにはプレーオフも含めたリーグ戦で33得点を挙げたナイジェリア代表FWポール・オヌアチュという絶対的エースストライカーがいたが、伊東も負けず劣らずの好成績だ。チーム総得点の約3分の1に関与し、右サイドで抜群の存在感を放った。

 ゴールでもアシストでも二桁を達成できた要因として「サイドで張ってから仕掛けるだけじゃなく、中で受けてからのドリブルだったり、逆サイドからのボールを中で受けてシュートという場面が増えた」と、伊東は語る。しかし、現状には満足していない。

「目標だった結果は達成しましたけど、まだまだもっと数字の面でも伸ばせると思う。それ以外の部分でも、仕掛けの確率をもっと上げるとか、ドリブルで仕掛けたら取られないとか、そのレベルまでいければいいと思います」

 目指すのは対峙するDFを常に圧倒できるウィンガーだ。ベルギーからのステップアップ移籍も視野に入るなか、「チャンスがあれば上のリーグでやりたいと思いますけど、ゲンクもいいチームなので、(移籍するとしても)5大リーグのどのチームに行くかは結構問題」と慎重に自分の持ち味を最大限に活かせる環境を探っていく構えでいる。

「クラブでやってきたことをこっち(日本代表)にも還元したいなと思いますし、ゴールに絡むプレーでしっかりチームに貢献したいと思います」

 日本代表でも右サイドのファーストチョイスとしての立場を確立しつつあり、試合を重ねるごとにチーム内での重要性は増している。来年のワールドカップにつながる予選も多彩な形でゴールに絡める能力を内外にアピールする重要なチャンスだ。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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