日本サッカー協会(JFA)は20日、28日に行われるカタールワールドカップ・アジア2次予選のミャンマー代表戦に挑む日本代表メンバーを発表した。様々な事情があり、今回はオール海外組という形になったが、果たしてどのような選手が招集されたのか。今回はMFの近況を紹介する。(成績は2021年5月21日時点)
守備的MF(1)
【写真:Getty Images】
遠藤航(えんどう・わたる)
所属クラブ:シュツットガルト/ドイツ
20/21リーグ戦成績:33試合出場3得点4アシスト
代表通算成績:27試合2得点
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今やブンデスリーガを代表するボランチにまで成長した遠藤航はシュトゥットガルトでは欠かせない存在となっている。加入2年目の今季はゲームキャプテンを務めることもあった。監督からの信頼は絶大だ。
その信頼は代表でも変わらず。遠藤は中盤で相手の攻撃の芽を摘む働きのみならず、韓国代表との試合で見せたゴールでもチームに貢献できる。今季はシュトゥットガルトでも3ゴールを決め、攻撃力もさらに磨きあげた。
やはり遠藤の最大の武器は対人の強さ。ブンデスリーガの公式サイトによると、遠藤のデュエル勝利数はリーグ最多。ブンデスでもその実力を遺憾なく発揮し、リーグを代表するボランチにまで成長した。今回はU-24日本代表にオーバーエイジ(OA:25歳以上)として選出され、リオ五輪での経験を還元してほしいところ。まずはミャンマー戦で結果を残したい。
【写真:Getty Images】
守田英正(もりた・ひでまさ)
所属クラブ:サンタ・クララ/ポルトガル
20/21リーグ戦成績:20試合2得点1アシスト
代表通算成績:5試合1得点
すっかり日本代表の常連となった守田英正は川崎フロンターレに所属していた昨シーズンのJリーグにおいて、自身初のベストイレブンに選出された。そして、今年1月にポルトガル1部のサンタ・クララへ完全移籍。同月25日のリオ・アヴェ戦で初ゴールを決め、マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)を獲得。戦列デビューとなった。
移籍初年度ながら今季は公式戦21試合に出場。すでにサンタ・クララで主力に定着し、ポルトガルに馴染んできた。ポルトガルに渡り、定評のある守備力に加えゴールへの意識も増してきた。その能力は代表にもプラスになるはずだ。
遠藤航と板倉滉がU-24日本代表に参戦するため、守田にはA代表常連組の中心選手としての活躍に期待がかかる。だが、中盤の底はライバルが多い。遠藤に加え、橋本拳人や板倉滉、中山雄太などもボランチの候補だ。代表で絶対的な存在になるためにも、この5試合でアピールしたい。