【写真:Getty Images】
スペイン1部のエイバルは、ラ・リーガ最終節を残して来季のセグンダ・ディビシオン(2部)降格が決定した。MF乾貴士とFW武藤嘉紀の去就にも大きく影響することになりそうだ。
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エイバルは1月から4月にかけてリーグ戦16試合白星なしという不調に陥り最下位に転落。5月に入ってアラベス、ヘタフェに連勝を収めて復調の気配も見せたが、16日のバレンシア戦に敗れた時点で降格が決まった。
スペイン1部のクラブで初めて日本人選手2人が同時にプレーするという歴史を作った乾と武藤だが、チームとともに苦しいシーズンを過ごした。前半戦には両者が先発出場を続けた時期もあったが、後半戦にかけて出場機会は減少してしまった。
スペイン紙『マルカ』は19日付記事で、エイバルからは多くの選手が去ることが見込まれるとして各選手の状況を報道。乾と武藤の2人にも言及している。
ニューカッスルからのレンタルで今季エイバルに加入していた武藤は、他の5人のレンタル選手と同じく「それぞれのチームに戻る」と予想されている。ニューカッスルは武藤を売却して獲得時の移籍金を回収することを望んでいたとみられるが、2部への降格や今季のパフォーマンスを考えれば、エイバルが完全移籍で獲得する可能性は低そうだ。
乾はエイバルとの契約をもう1年残しているが、チームが2部に降格した場合には契約を解除できるという条項が設定されているという。2部では給与負担が厳しいこと、またパフォーマンスに満足していないことからも、エイバルはそのまま放出を決める可能性があるとスペイン紙は予想している。
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