【写真:Getty Images】
【ブライトン 3-2 マンチェスター・シティ プレミアリーグ第37節】
マンチェスター・シティに所属するイングランド代表MFフィル・フォーデンが凄いゴールを決めた。イングランドの至宝が決めたゴールとは…。
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イングランド・プレミアリーグ第37節、ブライトン対マンチェスター・シティが現地時間18日に行われた。ホームのブライトンが3-2の勝利を収めた。
すでに今季のプレミアリーグ優勝を決めているシティは開始2分にイルカイ・ギュンドアンのゴールでいきなり先制。だが、開始10分、ジョアン・カンセロが決定機阻止の判定で一発退場。シティは前半10分から10人での戦いを強いられてしまう。
それでもシティは1-0で前半を折り返すと、後半開始早々に追加点を決める。48分、フォーデンが自陣でルーズボールを拾うと、並外れたテクニックで左サイドを突破。そのままペナルティエリア左に侵入すると、左トゥキックでゴール右に流し込んだ。
このゴールの凄いところは、まず抜群のテクニックから繰り出したドリブルだ。フォーデンは左サイドでドリブルを開始すると、体を入れて相手にボールを奪わせない。小柄ではあるが、ボールと相手の間に体を上手く入れボールをキープ。
右手で後ろから追いかける相手を抑えながら、スピードに乗ったドリブルでペナルティエリアに侵入する。ボールを奪われないフォーデンの特徴が出ていた。
そして、フォーデンのシュートも圧巻だった。インサイドでのコントロール重視のシュートや、インステップでのパワー重視のシュートでもなく、フォーデンが選択したのはトゥキックでのシュート。インサイドやインステップだと、シュート前にスピードを少し落とさなければいけないため、この判断は正しかったと言える。スピードに乗ったまま、しかもキックモーションを見せずにシュートを放った。トゥキックは足の振りが必要ないため、GKからしたら突然ボールが飛んできたような感覚。フォーデンからすると、走りながら動く足をそのまま伸ばし、トゥキックでボールを当てたような感覚だろう。
フォーデンのトゥキックはコントロール抜群だったが、トゥキックによりGKはタイミングが取りづらくなり一瞬遅れたようにも見える。フォーデンの一瞬の判断が凄いゴールに繋がった。
試合はその後、ブライトンが3得点を奪いシティが逆転負け。それでもデータサイト『WhoScored』による採点で8.1を獲得したフォーデンがマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)を獲得。チーム最多タイのシュート2本やパス成功率90%、決定機演出のキーパス1本など攻撃面での貢献度が評価されての最高評価となった。
フォーデンはまだ20歳。このイングランドの至宝に今後も注目が集まるだろう。
【動画】イングランドの至宝が見せた凄いトゥキック弾がこれだ
参照元:YouTube
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