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日本代表 11年前

「W杯で流れ乗るための“準備の場”」。長友佑都が語るキプロス戦の意義

今季セリエAで自身最多の5得点を挙げた長友。守備面だけではなく、攻撃面での成長にも自信をのぞかせ、心身ともに充実した状態で挑むブラジルW杯。その第一歩となるキプロス戦は重要な準備の場だ。

text by 元川悦子 photo by Asuka Kudo / Football Channel

「監督が僕を置いているってことは何か意味があること」

「W杯で流れ乗るための“準備の場”」。長友佑都が語るキプロス戦の意義
長友佑都【写真:工藤明日香 / フットボールチャンネル】

「僕自身は2010年南アW杯が終わってからこの大会に賭けてきたんで、強い意志がありますね。チームはもちろん強くなっていますし、自分も4年間で成長できたと思うんで、大きな期待があります。本番をすごく楽しみにしています。

 指宿合宿は雰囲気が良くて、1人ひとりがW杯の第1戦に向けて集中して練習ができました。最高の準備をするために、追い込んで良いトレーニングができたのは、良かったと思います」

 24日に日本代表指宿合宿に遅れて合流した長友佑都は、キャンプ最終日だった25日にテレビのインタビューで、二度目のW杯に対する強い意欲を改めて口にした。

 本人も認めるように、この4年間の長友の進化は凄まじいものがあった。南ア直後にセリエAのプロヴィンチャであるチェゼーナへ移籍。その半年後にはインテルへとステップアップした。

 2011年2月から4シーズンに渡ってプレーしているインテルでは、107試合に出場して9ゴールをマーク。チャンピオンズリーグ決勝トーナメントの舞台にも立った。

「この4年間ホントに守備だけじゃない部分を磨いてきた。左サイドバックに(ザッケローニ)監督が僕を置いているってことは何か意味があること。全て守備を求めるとしたら、他の選手でいいと思う。

 僕を置いているってことは、攻撃の部分も求められていると思うんで、しっかりそこを出していければいいですね」と長友は南アでエースキラーとして名を馳せた守備面だけでなく、攻撃面での成長に自信をのぞかせた。

 確かに今季セリエAではイタリアへ渡ってから最多の5点を奪った。「点も取れる怖さを持ったサイドバック」として、彼はひと皮向けたのである。

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