【写真:Getty Images】
東京五輪に臨むU-24日本代表のオーバーエイジ(OA:25歳以上)候補と目されているシュトゥットガルトMF遠藤航は、日本代表のボランチとして活躍。チームを助ける守備に目が行きがちだが、攻撃にも貢献できる。そんな遠藤はどんなプレースタイルなのか。紹介していきたい。
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遠藤は2018年に浦和レッズからベルギーのシント=トロイデンVV(STVV)に移籍。そこでの活躍が認められ、2019年にシュトゥットガルトへレンタル移籍し、翌年に完全移籍に移行した。昨季2部で戦っていたシュトゥットガルトで序盤は出場機会を中々与えてもらえなかったが、後半戦からレギュラーを掴みチームの1部昇格に貢献した。
遠藤はボランチのみならず、CBやサイドバックなど守備的なポジションはどこでもこなせるユーティリティプレイヤーだ。その最大の特徴は強いフィジカルを武器にしたディフェンス力だ。欧州へ渡ってから、さらにフィジカルが強化され強靭な肉体を持つ海外選手の当たりにも負けない。それだけではなく、的確な判断能力と鋭い読みも定評でインターセプトなどで相手の攻撃の芽を摘むことができる。守備のスペシャリストと言えるだろう。
この日本代表MFの凄さが分かるデータがある。ブンデスリーガ公式による今季の集計で、ここまで全31試合に先発している遠藤は計447回のデュエルに勝利。これは今季においてトップの数字である。対人、競り合いでは驚異の能力を発揮するのが遠藤である。
だが、遠藤の実力はそれだけではない。遠藤の今季ここまでのベストゲームといえば、今年2月27日に行われたブンデス第23節のシャルケ戦だろう。この試合で日本代表MFは2ゴール2アシストの活躍をしたのだ。
前半10分、右CKからファーサイドに待ち受けていた遠藤がフリーでボレーシュート。遠藤が先制点をもたらす。続く26分、またもCKからファーサイドでゴールを決める。そして後半に入ると、遠藤は2ゴールをお膳立て。結局、この試合は遠藤の大活躍でシュトゥットガルトが5-1の勝利を収めた。遠藤が攻守において貢献できるボランチであることを証明した試合だった。
遠藤は相手からボールを刈り取り、相手の攻撃の芽を摘む。セットプレーでも強さを見せ、攻守において危険な存在になれる。東京五輪に出場すれば、日本代表の勝利に貢献できる存在となるだろう。
【動画】守備だけじゃない!日本代表MF遠藤航の2ゴール2アシストがこれだ
参照元:YouTube
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