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チェルシーはどの程度決勝に近づいたのか?レアルと敵地で1-1、突破確率は…【欧州CL】

text by 編集部 photo by Getty Images

レアル・マドリード対チェルシー
【写真:Getty Images】

 チャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグのレアル・マドリード対チェルシー戦が現地時間27日に行われ、1-1の引き分けに終わった。アウェイゴールルールを考えれば、チェルシーが決勝進出に向けてやや優位に立ったと言えるスコアだ。

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 とはいえ、この結果には両チームともに完全には満足できていないかもしれない。チェルシーはアウェイゴールを奪って引き分けたが、ゴールチャンスを逃さなければ敵地で勝利を収めていてもおかしくはなかった。一方のマドリーも、先制点を奪われたあと追いついて敗戦を免れたのは良かったとしても、ホームで引き分けという結果はやはり厳しい。

 過去のデータを振り返っても、1stレグを「1-1」というスコアで折り返した場合、1stレグのアウェイチームが勝ち進んだ例の方がはるかに多い。スペイン紙『アス』などによれば、過去に「1-1」で折り返した907カードのうち、1stレグのホームチームが勝ち進んだケースは約27%にあたる241例しかないとのことだ。

 当事者であるマドリーとチェルシーの2チームだけに限っても、その確率に大きな違いはない。マドリーがホームでの1stレグを1-1で終えた例は過去に5回あり、突破に成功したのはそのうち1回。2012/13シーズンCL決勝トーナメント1回戦のマンチェスター・ユナイテッド戦で、敵地での2ndレグに2-1の勝利を収めたのが唯一の例だった。

 逆にチェルシーも、アウェイでの1stレグを1-1で終えたあと敗退したことは6回中1回しかない。2014/15シーズンのCL決勝トーナメント1回戦、パリ・サンジェルマンとの対戦はホームで2-2のドローに終わり、アウェイゴール数で下回って敗退となった。

 チェルシーホームでの2ndレグは来週の5月5日に開催。データ的にはチェルシーが有利と言えるが、決勝進出を果たすチームはどちらになるのだろうか。

【了】

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