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バルセロナが有利? 熾烈極めるリーガ・エスパニョーラの優勝争い、最も日程に恵まれているのは…

text by 編集部 photo by Getty Images
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【写真:Getty Images】

 20/21シーズンのリーガ・エスパニョーラにおける優勝争いが熾烈になっている。アトレティコ・マドリードが一時は抜け出したが、4月は2勝2敗1分と停滞している。離脱者が相次いだレアル・マドリードはバルセロナとのエル・クラシコに勝利したものの、その後は1勝2分と勝ち点を落とした。

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 バルセロナはエル・クラシコで敗れたものの、直近は8勝1敗と好調を維持している。セビージャも7勝1分で勝ち点を伸ばし、優勝争いに食い込んでいる。

1位:アトレティコ(勝ち点73)
2位:レアル(勝ち点71)
3位:バルセロナ(勝ち点71)
4位:セビージャ(勝ち点70)

 4月27日時点での順位は上記の通り。直接対決で2勝したレアルが勝ち点で並ぶバルセロナを順位では上回っている。しかし、バルセロナは未消化だった第33節を29日に控えている。バルセロナがこのグラナダ戦に勝利すれば、一気に首位に浮上することになる。

 来週末の第35節では、この4チームによる直接対決を迎える。バルセロナはホームにアトレティコを迎え、セビージャはレアルのホームに乗り込む。この2試合が優勝争いを大きく左右することは間違いないだろう。

バルセロナ 42.1ポイント
アトレティコ 44.6ポイント
セビージャ 45.6ポイント
レアル 48.4ポイント

 上記は対戦を残しているチームの平均勝ち点である。バルセロナの残りの日程を見ると、上位争いをしているチームとの対戦はアトレティコ戦のみ。一方で、アトレティコはレアル・ソシエダ、レアルとセビージャはビジャレアルとの対戦を残している。レアルは残留争いの渦中にいるクラブとの対戦が一つもない。数字上の単純な比較ではあるが、自力優勝の可能性を残しているバルセロナがわずかに有利なのかもしれない。

 降格や残留を決めたチームが出てくるかもしれないが、下位との対戦だからと言って簡単な試合になるわけではない。リーガ・エスパニョーラで4チームが終盤まで優勝を争うのは久々で、1試合でも勝ち点3を逃せば、優勝から遠のいてしまう。「パルティード・ア・パルティード(試合から試合へ、一戦一戦)」という言葉があるが、今季は決勝戦のような熱い戦いが最後まで続きそうだ。

【了】

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