【写真:Getty Images】
鎌田大地はアイントラハト・フランクフルトの攻撃のタクトを振るっている。3試合を残すのみとなったブンデスリーガで5得点を挙げ、リーグ3位の11アシストを記録。日本代表でも主力の座を確保しつつある鎌田は、ドイツでもまばゆい輝きを放っている。
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フランクフルトでの鎌田のポジションはトップ下。今季25得点を挙げているアンドレ・シウバを軸とした2トップの背後で、鎌田はプレーすることが多い。左サイドから精度の高いクロスを供給するフィリップ・コスティッチは、チーム最多の12アシストを記録している。かつてのチーム得点王であるルカ・ヨビッチを含めた4人を、ブンデスリーガ公式YouTubeは「フランクフルトの新たなファビュラス4(とんでもない4人)」と紹介している。
シント=トロイデンから復帰した昨季は、UEFAヨーロッパリーグで結果を残した。アーセナルから2得点を奪うと、ザルツブルク戦ではハットトリックを達成。フランクフルトでの地位を確立している。
アーセナル戦で証明したように、鎌田はビッグマッチに強い。バイエルン・ミュンヘンを4-1で撃破した直後のホッフェンハイムから今季初ゴールを奪い、ドルトムント、バイエルン、RBライプツィヒ、ヴォルフスブルクと、上位陣すべてからゴールを決めている。上位5チームに対して3勝3分2敗という健闘しているのも、鎌田の活躍なくして実現しなかっただろう。
鎌田はスペースを見つけてボールを引き出す能力が高く、素早いターンや華麗なボールタッチでチャンスを生み出す。両足でボールを扱えるのも特徴で、ボディフェイントを駆使したドリブルでするすると抜いていく。フィジカルやスピードが優れているわけではないが、自身の特徴を活かす術を熟知している。
的確な状況判断で、チャンスメイクやフィニッシュに関わることができる鎌田は、フランクフルトの中心だ。日本代表としても活躍する鎌田は、ドイツでも注目を集めている。
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