【写真:Getty Images】
イタリアでは、欧州スーパーリーグ(ESL)の設立を将来的にも防止する規定が成立したようだ。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙など複数メディアが伝えている。
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イタリア、スペイン、イングランドの12のビッグクラブは今月18日、スーパーカップ設立を共同声明の形で発表。UEFA(欧州サッカー連盟)の統括する欧州サッカー界の構造を一変させるものとなるはずだったが、猛反発を受けて数日のうちに頓挫する結果となった。
それでも、将来のスーパーリーグ設立が完全に放棄されたわけではない。レアル・マドリード、バルセロナ、ユベントスは依然として計画推進派であるとみなされており、セリエAの他クラブはミランとインテルもスーパーリーグを完全に離脱したわけではないと主張してリーグ会長に処分を要請していた。
FIGC(イタリアサッカー連盟)は、一部クラブが現在のサッカー界の構造を離脱することを未然に防止する手段を講じた。26日に開かれた会議で投票を行い、国内サッカー運営規程の条文に修正を加えたとのことだ。
修正された条文では、FIFA(国際サッカー連盟)、UEFA、FIGC以外の「私的団体が運営する大会」に参加することが明示的に禁じられる。違反したクラブは協会から除名され、国内リーグへの参加も認められないことになる。
条文の修正案は全会一致で可決され、インテルのジュゼッペ・マロッタCEOも賛成票を投じたとされている。イタリアのクラブに関しては、UEFAから離脱しての新大会創設などが将来的にも事実上不可能ということになりそうだ。
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