リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。
バルセロナのオファーを蹴ってドイツへ。C・ロナウドも認める攻撃的SB
【写真:Getty Images】
DF:ラファエウ・ゲレイロ(ドルトムント)
生年月日:1993年12月22日(27歳)
19/20リーグ戦成績:29試合8得点3アシスト
市場価値:3500万ユーロ(約42億円)
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ブンデスリーガ屈指の攻撃的サイドバックが98位に入った。ラファエウ・ゲレイロはフランスのエリート育成機関であるクレールフォンテーヌ出身。14年にはポルトガル代表デビューを果たし、16年のEURO(欧州選手権)にも出場している。バルセロナやパリ・サンジェルマンからのオファーもあったが、ドルトムントへの移籍を決断した。
左サイドバックが本職だが、一列前でも持ち前の攻撃性能の高さを発揮できる。トーマス・トゥヘル監督の下ではセントラルMFでも起用されたように、その適応力もゲレイロの強みだ。卓越した「テクニック」や左足から放たれる精度の高いキックで、チャンスを生み出していく。左ウイングバックでプレーすることが多かった昨季は、自己最多の8得点をマーク。昨年5月に行われたシャルケとのレヴィアダービーでは1試合2得点を決めている。
ポルトガル代表のチームメイトであるクリスティアーノ・ロナウドは、レアル・マドリード在籍時にバイエルン・ミュンヘンとドルトムントからレアルに連れていきたい選手としてゲレイロを挙げた。フィジカル面では劣るものの、その技術や判断能力の高さは、ブンデスリーガ屈指と言えるだろう。
【了】