【写真:Getty Images】
設立発表からわずか2日で半数のクラブが離脱を表明し、ほぼ完全な崩壊状態に陥った欧州スーパーリーグ(ESL)。21日には現時点でさらに4クラブが次々とプロジェクトの断念を宣言した。
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イングランド、スペイン、イタリアの12クラブからESL設立の共同声明が出されたのは現地時間18日だが、各方面からの猛反発を受けて計画はすぐに暗礁に乗り上げた。20日にはイングランドの6クラブが不参加を表明し、プロジェクトに残るクラブは一気に半数となっていた。
さらに21日には、まずアトレティコ・マドリードが公式声明でスーパーリーグを離脱。「アトレティコファミリーを構成する全員、特にサポーターの合意が不可欠」とその理由を説明し、監督や選手たちもクラブのスーパーリーグ離脱の決断を歓迎したと述べている。
続いてインテルも、「我々のクラブはもはやスーパーリーグのプロジェクトの一部ではない」と離脱を表明。ミランもそれに続き、「世界中のサポーターの声や不安は強く明確なものだった。この素晴らしいスポーツを愛する者たちの意見に耳を傾けなければならない」と声明を出した。
アンドレア・アニェッリ会長がプロジェクトの主要な担い手の一人となっていたユベントスも、「現状では当初のコンセプト通りに完了させられる可能性は低くなった」とプロジェクト続行を断念することを表明。公式声明の形でスーパーリーグ離脱を表明していないクラブはレアル・マドリードとバルセロナを残すのみとなった。
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