【写真:Getty Images】
欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン会長は、「欧州スーパーリーグ」設立を表明したクラブの所属選手が各国代表チームでプレーすることを認めない方針を改めて明言した。スペイン紙『マルカ』など複数メディアが伝えている。
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イングランド、スペイン、イタリア3ヶ国の有力12クラブは18日に、ビッグクラブを中心とした新たな大会となるスーパーリーグの設立を共同声明の形で発表。UEFAは断固として反対する姿勢を示し、スーパーリーグ参加クラブが欧州・世界の他の大会や国内リーグに参加することを認めず、選手たちが各国代表チームでのプレーを禁じられる可能性もあるとする声明を出していた。
19日の会見で、チェフェリン会長は改めてスーパーリーグ参加クラブに対して厳しい措置を取る姿勢を強調。「その大会でプレーする選手たちは全員、代表チームではプレーできない。全てのサッカー連盟が同意している」と述べた。
スーパーリーグが実現するとすればいつ開幕するのか、代表チームでのプレー禁止措置がいつから適用されるのかなど具体的には未定だが、早ければ今夏に開催されるEURO2020から12クラブの選手たちが出場できなくなるのではないかという予測もある。当然ながら、このままスーパーリーグ構想が進められれば来年予定されるカタールワールドカップへの選手の出場にも影響することが見込まれる。
日本代表も騒動と無縁ではいられないかもしれない。現在は他クラブにレンタルされているとはいえ、スーパーリーグ参加予定クラブであるリバプールには南野拓実、レアル・マドリードには久保建英が所属。バルセロナBでは安部裕葵がプレーしており、マンチェスター・シティも板倉滉と食野亮太郎の保有権を持っている。今後の状況次第では代表チームでのプレーを禁じられる対象に入ってくる可能性もないとは言えない。
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