【写真:Getty Images】
ボルシア・ドルトムントは、同じドイツのバイエルン・ミュンヘンとともに、「欧州スーパーリーグ」構想に反対する立場を明確にした。ハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOが19日付で声明を出している。
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現地時間18日にはイングランド、イタリア、スペインの有力12クラブから欧州スーパーリーグ設立の共同声明が発せられ、サッカー界を大きく揺るがした。欧州サッカー連盟(UEFA)は猛反発し、対決姿勢を明確にしている。
12クラブによる共同声明には、他に3クラブがスーパーリーグの創設メンバーとして加わる見通しだと言及されていた。12クラブに含まれていない欧州ビッグクラブとして、ドイツのバイエルンとドルトムント、フランスのパリ・サンジェルマンがその3クラブであることはほぼ確実という見方を伝えるメディアも多かった。
だが少なくともドイツの2クラブは英西伊の12クラブではなく、UEFAを支持する立場を取った。UEFAの進めるチャンピオンズリーグ(CL)の大会改革を支持し、「スーパーリーグ創設案は却下」するというのが欧州クラブ協会(ECA)の立場であり、ドルトムントはバイエルンとともにECA理事会の構成員としてその方針を支持するとヴァツケCEOは述べている。
スーパーリーグ設立に対してはUEFAのほか、各国サッカー協会や各リーグも反対の立場を取り、サポーター団体や評論家などからも批判的意見が殺到している。欧州の200クラブ以上で構成されるECAもスーパーリーグ設立には反対しており、マンチェスター・ユナイテッドやアーセナル、チェルシーなど数クラブはECAからの脱退を表明したと報じられている。
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