【写真:Getty Images】
バイエルン・ミュンヘンを率いるハンジ・フリック監督は、今季限りで退任する意向をクラブに伝えたことを明らかにした。後任監督の人選についても様々な噂が飛び交っている。
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先週にはチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝でパリ・サンジェルマン(PSG)に敗れ、連覇の望みが絶たれたバイエルン。だが国内では9連覇に向けて順調にブンデスリーガ首位を走っており、17日にはヴォルフスブルクに3-2の勝利を収めて残り5試合で2位に勝ち点7差をつけた。
ヴォルフスブルクとの試合後にドイツ『スカイ』に語ったところによれば、フリック監督はPSGに敗れたあと今季限りで契約を解除したいという希望をクラブに伝えたとのことだ。クラブ側も辞任に応じることが見込まれ、バイエルンを去ることは事実上確実になったとみられている。
フリック監督は2019年夏にバイエルンのアシスタントコーチに就任し、同年11月に退任したニコ・コヴァチ前監督の代役として監督就任。1年目でCL優勝を含めた3冠制覇を達成した。今後については、EURO2020終了後の退任を表明したヨアヒム・レーヴ監督の後任としてドイツ代表監督に就任する可能性も噂されている。
一方でバイエルンの新監督候補としては、多くのメディアで筆頭候補に挙げられているのは現RBライプツィヒのユリアン・ナーゲルスマン監督。バイエルン出身の若手監督であり、これまでホッフェンハイムとライプツィヒで優れた業績を残してきた。
現在フリーのマッシミリアーノ・アッレグリ氏を候補として挙げているメディアも多い。過去にミランやユベントスを率い、6度のセリエA優勝を達成した同氏は、2019年にユベントスを去って以来多くのビッグクラブの新監督候補に挙げられている。
他には現リバプールのユルゲン・クロップ監督や現トッテナムのジョゼ・モウリーニョ監督、現サウサンプトンのラルフ・ハーゼンヒュットル監督、ドイツ代表を退任するレーヴ監督、ライプツィヒなどの元監督であるラルフ・ラングニック氏なども候補として言及されている。今季もこのままリーグ制覇を成し遂げたとすれば前人未到の10連覇と欧州王座奪回に挑むことになる来季、バイエルンを率いる指揮官は誰になるのだろうか。
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