【写真:Getty Images】
現在サウサンプトンにレンタル中のMF南野拓実は、来季こそリバプールで本格的に力を発揮することが期待できるかもしれない? 地元紙『リバプール・エコー』は16日付で、来季の南野に期待できる可能性があると考えられる理由を論じている。
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冬の移籍市場でサウサンプトンにレンタルされた南野だが、来季の去就は現時点で未確定。サウサンプトンへの完全移籍に向けた具体的な交渉はまだ行われていないようであり、リバプールに復帰したとしても厳しいポジション争いが予想される。
『エコー』紙は、南野が昨年1月にリバプールに加入して以来、様々な理由により本来の力を存分に発揮できる状況にはなかったと振り返っている。加入から約2ヶ月後には新型コロナウイルスの影響によるリーグ中断およびロックダウン(都市封鎖)に入り、新たな環境やチームメートらに適応するのは容易ではなかった。
今季を迎えるにあたっても、やはり新型コロナの影響によりプレシーズンキャンプの実施には困難が伴った。さらに、フィルジル・ファン・ダイクをはじめとしてセンターバック陣に負傷による長期離脱が相次いだことも南野にとっては不運だったとされている。
ポジション的には南野の起用法に直接関連することはないようにも見えるが、実際にはCB陣の離脱によりチーム全体のフィジカル強度が低下。セットプレーの守備などの局面で強さや高さのある選手を一定数確保するためにも、比較的軽量級の南野を起用しにくくなったことはユルゲン・クロップ監督も認めていた。
来季になれば負傷者は復帰し、その問題も解消される見通し。またクロップ監督が4-2-3-1などへのシステム変更を進めるのであれば、南野に適した「10番」の位置での起用が可能とも予想されている。地元紙は「リバプールに求められるクオリティーの水準を考えればレギュラー定着は依然として疑問」だとしながらも、「少なくとも真の力を見せられるだけのフェアな環境は与えられる」と来季の南野について見通しを示している。
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