【写真:Getty Images】
ヨーロッパリーグ(EL)は準々決勝の全日程が終了。準決勝に進む4チームが揃った。
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優勝候補のマンチェスター・ユナイテッドはグラナダと対戦。アウェイでの1stレグを2-0で制すと、ホームでの2ndレグもエディンソン・カバーニの得点と相手のオウンゴールで2-0と完勝。2戦合計4-0で次ラウンドへ進んだ。
そんなユナイテッドと準決勝で対戦するのはローマ。準々決勝でオランダ王者アヤックスと激突したイタリアの首都クラブはホームでの2ndレグを1-1としたが、アウェイで先勝していたためベスト4に生き残っている。
そのユナイテッドとローマによる対戦で最も印象に残っているのは、2006/07シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグと言えるだろう。オールド・トラフォードで行われたゲームは、誰もが予想しない展開となった。
アウェイでの1stレグを1-2で落としていたユナイテッドは、準決勝進出のため、本拠地で別の顔を見せている。11分という早い時間にマイケル・キャリックが先制を奪うと、その6分後にアラン・スミス、さらにその2分後にまだ背番号8だったウェイン・ルーニーが得点。開始20分で3点を奪ったのだ。
その後もユナイテッドの勢いは落ちない。44分にはクリスティアーノ・ロナウドがゴールネットを揺らし、後半開始早々の49分にも同選手がシュートを叩き込んだ。なお、C・ロナウドにとってはこれがCL初得点だった。
ユナイテッドは60分にキャリックが2点目を奪い、6-0に。その後ダニエレ・デ・ロッシに1点を返されたが、81分にパトリス・エヴラが7点目を奪取。アシストは現ユナイテッド指揮官のオーレ・グンナー・スールシャールである。
試合はこのまま7-1で終了。オールド・トラフォードに詰めかけたサポーターからサー・アレックス・ファーガソン監督率いるチームに向け、大きな拍手が沸き起こっていた。
1stレグを制していたローマにとってはまさに惨劇。この試合でフル出場を果たした英雄フランチェスコ・トッティは「キャリアで最も悲しい夜」と振り返っている。また、当時チームを率いていたルチアーノ・スパレッティ監督は「何が起きたのか説明に苦しむ」とコメントを残していた。
CL、ELと舞台は違えど再び顔を合わせることになったユナイテッドとローマ。決勝の地ポーランドにたどり着くのは果たしたどちらか。
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