【写真:Getty Images】
【チェルシー 0-1 (2-1)1 ポルト CL準々決勝2ndレグ】
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグ、チェルシー対ポルトが現地時間13日に行われた。ホームのチェルシーが0-1の敗戦を喫したものの、2戦合計2-1で準決勝進出を果たした。
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チェルシーはアウェイでの1stレグを2-0で制し優位に立って臨んだホームでの2ndレグだったが、後半ATにメフディ・タレミのバイシクルシュートで失点。0-1の敗戦を喫したが、2戦合計2-1でチェルシーが準決勝に駒を進めた。
チェルシーは敗戦を喫したものの、米国代表FWクリスティアン・プリシッチが得意のドリブルで目立っていた。ドリブルでポルト陣内を切り裂き、受けたファール数も多かった。
それが分かるのが後半開始早々の46分、プリシッチは右サイドでボールを受けスピードに乗ったドリブルで仕掛ける。2人を交わしたところでポルトMFセルジオ・オリベイラがたまらず足をかけてしまいファール。オリベイラはイエローカードを受けた。ほぼトップスピードの状態でテクニックを活かし相手を抜き去る。非常に難しいボールコントロールであるが、いとも簡単にやってのける。
データサイト『WhoScored』によると、プリシッチの採点は7.02と伸びず。コントロールミスが5回、さらに守備への貢献度が少なかったのが採点が伸びなかった理由かもしれない。ゴールやアシストという分かりやすい結果などがあれば、マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)の獲得もあっただろう。
それでも攻撃面でのデータはプリシッチの凄さを示している。プリシッチのシュート数は両チーム合わせても最多の3本。決定機演出のキーパスは2本、得意とするドリブル成功数は4回でいずれも最多となっている。そしてプリシッチが受けたファール数は11回とこの日の最多。やはりプリシッチのドリブルは脅威。ボールを持たせると、ファールなしでは中々止められないようだ。
近年の米国代表は逸材の宝庫として知られ、将来有望な若手が次々と欧州に渡っている。ユベントスMFウェストン・マッケニーやバイエルン・ミュンヘンDFクリス・リチャーズ、ドルトムントMFジョバンニ・レイナなどタレントが揃う。その中でもプリシッチは同国代表最年少デビューを飾り、最年少でA代表の主将を務めた超逸材。まだ22歳と若いが、すでに米国代表を牽引する男である。今後のプリシッチの活躍にも目が離せない。
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