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岩渕真奈が語った「日本の生命線」とは? パラグアイを圧倒、1年ぶりの代表戦で再確認したなでしこの武器

text by 編集部 photo by Getty Images

岩渕真奈
【写真:Getty Images】

 なでしこジャパンは8日、国際親善試合でパラグアイ女子代表に7-0で大勝した。

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 実力差のある相手に対し序盤からハーフコートゲームを展開した日本は、決定力に不安をのぞかせながらも、しっかりと大差をつけて勝利を収めた。約1年ぶりの代表戦に臨んだFW岩渕真奈も2得点で健在ぶりをアピールしていた。

 しかし、大勝するなかでチームとしての課題も感じているようだ。「最初はちょっと手こずった感はありましたけど、その中でも7点取って勝てたのは良かったと思います」と述べつつ、次のように改善点を指摘する。

「相手どうこうあるのかもしれないですけど、その中で自分たちが意図を持って、もう少しボールを動かして、差し込んだり、クロスからの入り方だったりという部分はもっともっと上げないといけなければいけないと思います」

 試合前日のオンライン取材のなかで、岩渕は「正直、相手のレベルどうこうよりは自分たちがどういうサッカーをしたくて、どう勝ちたいのかが本当に重要になってくると思います」とも語っていた。

 さらに東京五輪が延期になったことで「1年間」の猶予が生じ、「時間が短いながらも準備はできていたと思う」とも。「しっかりその1年の成長をチームとしてピッチの上で出して、内容・結果ともにいいものを得て、さらにステップアップできたら」というのがパラグアイ戦のテーマでもあった。

 新型コロナウイルスの影響で約1年ぶりとなった代表戦を終えて、「みんな、ディフェンスがつかみにくい位置、間に立とうと話をしていました。そこまで『こうなったらこう』という形はなかったけど、しっかりみんなで流動的に、良い形でボールに絡んでいけたのかなと思う」と攻撃面の連係に手応えを感じたようだ。

 岩渕は「あれが日本の生命線」と、複数の選手が流動的に動き回って、相手の嫌がるスペースで連係・連動しながらボールを動かすことがチームの強みであることを再確認した様子。そのうえで「結局、自分たちの立ち位置しだいだと思うので、もう少しプレッシャーが強い相手に対して、100%でこれをできるようにしないといけないと思います」と、「生命線」のさらなる進化を今後への課題に掲げていた。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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