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Jリーグ 4年前

J1全20クラブGKタイプ別分析(11)清水エスパルス。権田修一は何タイプ? プラスしかない補強、勝利につなげるか

3/8発売『フットボール批評issue31』から一昨年、サンフレッチェ広島のGKコーチを務めた澤村公康が、GKを4つのタイプに分類し、J1全20クラブの陣容を一刀両断した「GKスカッド批評」を一部抜粋して公開する。[GKタイプ]オーソドックスタイプ→オ、シュートストップタイプ→シ、現代タイプ→現、万能タイプ→万、★は新加入(構成:吉沢康一)

シリーズ:J1全20クラブGKタイプ別分析 text by 吉沢康一 photo by Getty Images

権田の加入はプラス材料でしかない

権田修一
【写真:Getty Images】

GKコーチ:アダウト
権田修一★(現)
大久保択生
永井堅梧★


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 現時点の日本代表レギュラーGK権田修一の加入は、今季の移籍市場で最も話題となりました。彼の持っている勝者のメンタリティをチームにどう還元できるのかという部分にも注目したいと思います。

 昨年は梅田透吾(岡山)が17試合、西部洋平(富山)が1試合、ネトが1試合、大久保択生が15試合と4人のGKが出場しています。GK4人を起用した唯一のチームで、失点数の多さ、順位を含めてGKの補強は急務でした。それを踏まえてもシーズンを通して活躍が期待できる権田の加入はプラス材料しかありません。

 もちろん、権田に求められるタスクは失点数を減らすだけではないと思います。ロティーナ新監督との相性は気になりますが、これまでいろいろなタイプの監督と仕事をしているので、問題なくやれるはずです。ロティーナ監督はチームを移ってもGKコーチを代えないため、今年も経験豊富で明るい、ブラジルから日本に帰化したアダウトGKコーチが健在です。

(構成:吉沢康一)

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≪書籍概要≫
定価:1650円(本体1500円+税)

究極の2021Jリーグアナリティクス

Jクラブにとってコンセプトの5文字はもしかしたらタブーワードなのかもしれない。クラブのコンセプトをひけらかすことは、すなわち“秘伝のレシピ”の流出を意味する。もちろん、これはコンセプトという壺にタレが脈々と継ぎ足されているクラブに限った話ではあるのだが……。
コンセプトを一般公開できないとなれば、こちら側が様々な手法を使って分析していくほかない。なぜ、コンセプトの解剖にこれほどまでに執着するのかと言えば、抽象的にJリーグを眺める時代は終わりにしたい、という願望からである。そう、本質の話をしよう、ということだ。
今回は2021年のJリーグをより具体的に俯瞰できるように、J1・J2・J3のコンセプトマップを筆頭とし、補強からGKのコンセプトまで本質を抉る企画を揃えた。この「究極のアナリティクス誌」を携えれば、コンセプトなき“あのクラブ”が手に取ってわかるはず、だ。

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【了】

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