【写真:Getty Images】
【マンチェスター・シティ 2-1 ドルトムント チャンピオンズリーグ準々決勝1stレグ】
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チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、マンチェスター・シティ対ドルトムントが現地時間6日にエティハド・スタジアムで行われた。
敵地に乗り込んだドルトムントは、1-2で敗れた直近のフランクフルト戦からスタメン3人を変更。その中で、右ウイングに19歳アンスガー・ナウフを起用してきたのはかなり意外だった。
そのドルトムントは立ち上がりからシティにボールを握られ、19分という時間に先制点を献上している。ただ、その後は大きく崩れることなく、攻守の切り替えを素早く行いシティと互角の戦いを繰り広げる。何度かGKエデルソンを襲うなど、ホームチームを苦しめていた。
すると、後半も一進一退の攻防を展開する中、ドルトムントは84分に主将マルコ・ロイスが貴重なアウェイゴールをゲット。試合を振り出しに戻し喜びを爆発させた。ただ、その6分後にフィル・フォーデンに得点を献上。歓喜も束の間、敵地で1-2と敗れることになった。
この試合で注目を浴びたドルトムントのFWアーリング・ブラウト・ハーランドは得点を奪うことができないまま90分間を終えている。チームとしてミスパスが多くなかなかボールが届かず、この日はタッチ数がスタメン中ワースト2位となる35回、シュート数はわずか1本に留まってしまった。
しかし、ハーランドがダメダメだったというわけではない。ボールに触れれば、やはりノルウェーの怪物はその怖さを示している。
シティ戦唯一のシュートは48分に訪れた。マフムード・ダフードからスルーパスを引き出すと一気に加速。そしてハーランドは、寄せてきた屈強なDFルベン・ディアスを難なく吹っ飛ばし、GKエデルソンとの1対1を迎えた。シュートは残念ながらGKに止められたが、強さと速さが異次元ということが改めて証明されたシーンだった。
終盤に生まれた得点を演出したのもハーランドだ。中央でボールを引き出すとロイスの動きを見逃さず、難しい体勢ながらダイレクトでパスを出した。限られたタッチ数の中でもアシストという記録を残すのは、流石と言える。
CL、それも決勝トーナメントという舞台は緊張感が漂うものだが、20歳のハーランドは試合前にCLアンセムを口ずさむなど、どこか余裕なようなものを感じさせていた。2ndレグで何かやる雰囲気は十分にある。
【了】