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20/21サッカー選手能力値ランキング27位。FWカリム・ベンゼマ(レアル・マドリード)

リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。

シリーズ:20/21能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

27位:マドリーには欠かせない男

カリム・ベンゼマ 20/21サッカー選手能力値ランキング
【写真:Getty Images】

FW:カリム・ベンゼマ(元フランス代表/レアル・マドリード)
生年月日:1987年12月19日(33歳)
市場価格:2500万ユーロ(約30億円)
19/20リーグ戦成績:37試合出場/21得点8アシスト


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 クリスティアーノ・ロナウド在籍時は主役を引き立たせることに力を注ぎ、同選手退団後は自らが主役に名乗り出る。カリム・ベンゼマは、サッカー界屈指のビッグクラブであるレアル・マドリードで仕事を果たし続け、ここまで生き残ってきた。歴代の偉大なFWに並び、この男もまた、同クラブの歴史にその名を刻むことになりそうだ。

 FWとして物足りない部分があまり見当たらない。強いて言うなら「スピード」になるかもしれないが、そこまで大きなウィークポイントにはなっていない。「フィジカル」は非凡で、「空中戦」も苦にしておらず、チームを救う一撃をバシバシと決めるなど「攻撃力」も言わずもがなハイレベルである。

 敵に囲まれてもボールを失わない「テクニック」があり、視野の広さや高い「パス」センスも兼備しているので、味方を生かすプレーを決して苦手としていない。ボールを持っていない状態ではスペースを味方に供給したり相手DFを引き付けたりする動きをハイレベルに行うなど、「IQ」の高さも見逃してはならないポイントと言える。

 ベンゼマにはまさに「万能」という言葉がよく似合う。複数の仕事を一人で、それも高質にできるストライカーは決して多くはない。現代のCFと言えばロベルト・レバンドフスキやハリー・ケインらの名が目立つが、やはりこの男もワールドクラスである。

【了】

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