【写真:Getty Images】
3月下旬、今年初のインターナショナルマッチウィークを迎え、各選手は国を代表してピッチ上で戦った。日本代表は韓国代表、モンゴル代表と対戦し全勝。東京五輪でメダル獲得を目指すU-24日本代表も強敵U-24アルゼンチン代表に1勝1敗の成績を収めるなど、大いに奮闘していた。
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カタールワールドカップ予選を行ったヨーロッパではイタリア代表、スペイン代表、ベルギー代表らが盤石の強さを示す一方、ドイツ代表が北マケドニア代表に敗れるといった波乱も起きていた。そんな中、ダークホース的存在として好成績を収めていたのがトルコ代表だ。
同国はグループリーグG組の初戦で強敵オランダ代表を4-2で撃破。続く2戦目はアーリング・ブラウト・ハーランド擁するノルウェー代表に3-0で快勝し、3戦目はラトビア代表と3-3で引き分けたものの、グループ首位に立っている。
そのトルコ代表において絶大なるインパクトを放ったのがハカン・チャルハノールだ。ミランで本田圭佑の後を継ぎ10番を背負うMFは、グループリーグ3試合でキーパス6本を繰り出しただけでなく、なんと2得点3アシストを記録。エースFWブラク・ユルマズよりも多く得点に絡むなど、攻撃を大いに活性化した。
同3試合で記録した2ゴールはすべてミドルシュートだった。オランダ代表戦ではペナルティーエリア手前でボールを持つと、GKティム・クルルから逃げるような低弾道シュートをゴール右隅に突き刺している。そしてラトビア代表戦では33分、コーナーキックのこぼれ球を右足でダイレクトボレー。これを今度はゴール左隅に突き刺している。
『Opta』によると、トルコ代表においてチャルハノールがペナルティーエリア外からゴールを決めたのは、2013年9月のデビュー戦から数えて最多の7回になったという。まさに、狙撃手だ。
チャルハノールが所属するミランは、目標であるチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得のためにここからラストスパートをかけることになる。その中で、10番を背負うトルコ代表MFの活躍は欠かせない。インターナショナルマッチウィークで見せた好調ぶりを、ミランでも発揮できるだろうか。
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