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Jリーグ 4年前

J1全20クラブGKタイプ別分析(7)横浜F・マリノス。オビンナは何タイプ? 高丘陽平の評価は?

3/8発売『フットボール批評issue31』から一昨年、サンフレッチェ広島のGKコーチを務めた澤村公康が、GKを4つのタイプに分類し、J1全20クラブの陣容を一刀両断した「GKスカッド批評」を一部抜粋して公開する。[GKタイプ]オーソドックスタイプ→オ、シュートストップタイプ→シ、現代タイプ→現、万能タイプ→万、★は新加入(構成:吉沢康一)

シリーズ:J1全20クラブGKタイプ別分析 text by 吉沢康一 photo by Getty Images

特殊なマリノスのGK

オビ・パウエル・オビンナ
【写真:Getty Images】

GKコーチ:松永成立
オビ・パウエル・オビンナ(現)
高丘陽平(現)
梶川裕嗣(現)
中林洋次


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 横浜FMは高丘陽平が出てくると予想しています。それに対抗するのがオビ・パウエル・オビンナ。梶川裕嗣は昨年、足下の優れたGKとして徳島から移籍してきたものの、ビルドアップは良しとしてゴールマウスでのプレーはJ1レベルにはなかったので、徐々に出番が減っていきました。パク・イルギュ(鳥栖)がケガから復帰した時にチームのパフォーマンスが上がったのはそのためでしょう。

 J1でGKに求められるタスクが横浜FMは最も多いので、このチームのGKは本当に肉体的にも精神的にもタフでなければ務まらないと思います。機動力を活かすことを求められるだけに、肉体的なリカバリー能力をしっかりと持っておかなければいけません。

 連戦になった時にはターンオーバーを使用するので、高丘、オビが併用して起用されるはず。2人とも現代タイプのGKで、横浜FMのGKは同タイプでないと務まりません。

(構成:吉沢康一)

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Jクラブにとってコンセプトの5文字はもしかしたらタブーワードなのかもしれない。クラブのコンセプトをひけらかすことは、すなわち“秘伝のレシピ”の流出を意味する。もちろん、これはコンセプトという壺にタレが脈々と継ぎ足されているクラブに限った話ではあるのだが……。
コンセプトを一般公開できないとなれば、こちら側が様々な手法を使って分析していくほかない。なぜ、コンセプトの解剖にこれほどまでに執着するのかと言えば、抽象的にJリーグを眺める時代は終わりにしたい、という願望からである。そう、本質の話をしよう、ということだ。
今回は2021年のJリーグをより具体的に俯瞰できるように、J1・J2・J3のコンセプトマップを筆頭とし、補強からGKのコンセプトまで本質を抉る企画を揃えた。この「究極のアナリティクス誌」を携えれば、コンセプトなき“あのクラブ”が手に取ってわかるはず、だ。

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【了】

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