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田中碧、板倉滉とのプロ初共演で日本を勝利に導く「主役は持っていかれましたけど…」

text by 編集部 photo by Getty Images

田中碧
【写真:Getty Images】

【U-24日本代表 3-0 U-24アルゼンチン代表 SAISON CARD CUP 2021】

 U-24日本代表は29日、SAISON CARD CUP 2021でU-24アルゼンチン代表と対戦して3-0で勝利を収めた。MF田中碧は試合後にチームの勝利を喜び、自身のパフォーマンスにも手応えを感じられた様子を見せている。

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 昨年1月に行われたU-23アジア選手権の最終戦で受けた退場処分のため、26日に行われたアルゼンチンとの第1戦には出場停止となっていた田中。2戦目に先発出場を果たすとボランチとしてチームを安定させ、強豪相手の完勝に貢献した。

「1試合しかできないのに呼んでもらって、この1試合でやれなければ自分の立場がないと思っていました。自分にできることを精一杯やって、しっかりと勝てたので、結果を残せたのかなと思います」と田中は試合後に語った。

 この試合でダブルボランチを組んだのは板倉滉。ともに川崎フロンターレ下部組織出身の2人だが、田中がトップチームにデビューした2018年には板倉はベガルタ仙台に期限付き移籍しており、その後は板倉がオランダへ移籍したためクラブで両者が共演する機会はなかった。代表でもこれまではすれ違いが続いていた。

「ボランチが安定すればチームも安定すると思うので。滉くんとはプロに入って初めて同じピッチに立ったのですごく楽しかったですし、お互い声掛けながらやりました」と田中。「(板倉が)2点取って主役は持っていかれましたけど、チームが勝てたのですごく良かったです」と笑顔を見せた。

【了】

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