【写真:Getty Images】
冬の移籍市場でリバプールからサウサンプトンへレンタルされ、ある程度のインパクトを残していると評価されている南野拓実だが、リバプールに復帰して再び出場機会を争うのは容易ではないかもしれない。地元紙『リバプール・エコー』が28日付で見通しを示した。
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南野はサウサンプトン加入からこれまでプレミアリーグ6試合に出場して2得点を記録。堅守のチェルシーから貴重な先制点を挙げるなど、チーム自体が低調な中でもそれなりのパフォーマンスを見せることには成功している。
『エコー』紙も南野のレンタルは「成功」だと評価。それでも来季のリバプール復帰に向けては「大きな問題」に直面しており、「(リバプール本拠地)アンフィールドでの状況は変わらない」と評した。
サウサンプトンへのレンタルには完全移籍のオプションが設定されておらず、リバプールのユルゲン・クロップ監督も来季の復帰を前提としたレンタルだと発言していた。だが監督が同様の発言をしていた若手FWリアン・ブリュースターが完全移籍で放出された前例もあり、額面通りに受け取ることはできないと現地記者は指摘している。
これまで南野が主に好プレーを見せている左サイドでは、リバプールに戻ったとしてもサディオ・マネやディオゴ・ジョッタとの競争が厳しい状況は変わらず。南野にリバプールでの未来があるのかどうかについて、クロップ監督は「おそらくもう決めている」とみられ、他クラブへの売却というのがその結論ではないかと予想されている。
リバプール復帰は厳しいとも見込まれるが、その状況を変えたいのであれば今季の残り期間に決定的なインパクトを残す必要があると論じられている。「サウサンプトン加入当初のような調子を維持するしかない。2試合に1点くらい取ったり、アシストで大きな貢献をしたり。リバプールではチャンスが得られていない状況だった南野が評価を変えるためには驚異的なほど好調になる必要がある」と記者は述べている。
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