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日本代表もゴール奪われたメキシコのエース。頭蓋骨骨折から復帰なら東京五輪出場も

text by 編集部 photo by Getty Images

ラウール・ヒメネス
【写真:Getty Images】

 イングランド・プレミアリーグのウルヴァーハンプトン(ウルブス)に所属するメキシコ代表FWラウル・ヒメネスは、頭蓋骨骨折の重傷からの復帰を果たすことができれば、オーバーエイジ枠で東京五輪に出場する可能性もあるかもしれない。英『スカイ・スポーツ』が26日付で伝えた。

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 ウルブスでも昨季プレミアリーグで17得点を挙げるなど活躍し、メキシコ代表でもエースストライカーに君臨するヒメネス。昨年11月にオーストリアで行われた国際親善試合では日本代表からも先制ゴールを奪うなど強烈な印象を残した。

 だがその日本戦から約2週間後、アーセナルとの試合で相手選手と頭をぶつけたヒメネスは担架に乗せられて交代。頭蓋骨骨折により手術を受け、それから約4ヶ月が経過したが試合への復帰は果たせていない。

 メキシコ代表は今回のインターナショナルウィークにも欧州での国際親善試合を予定しており、ヒメネスもチームに合流。まだ試合に出場できる状態ではないが、代表チームとともに練習を行い、接触プレーのないメニューには参加しているようだ。

 ヘラルド・マルティーノ監督は、ヒメネスが今季中にクラブで復帰できた場合には、夏に開催される東京五輪やCONCACAF(北中米カリブ海サッカー連盟)ゴールドカップのメンバーに含める可能性も示唆した。「もしそうなれば、ゴールドカップや五輪までにプレーできるようになる時間はある。もちろんウルブスでの今後50日間にどうなるか次第だ」と語っている。

 東京五輪のCONCACAF予選は現在メキシコで開催中であり、地元メキシコはグループステージを全勝で突破して準決勝に進出。現地時間28日に行われる準決勝でカナダに勝利を収めれば本大会出場が決まる。

【了】

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