【写真:Getty Images】
U-24日本代表は26日、SAISON CARD CUP 2021でU-24アルゼンチン代表と対戦し、0-1で敗れている。第1戦で実力の差を見せつけられたU-24日本代表において、足りないピースを埋めるオーバーエイジ(OA:25歳以上)枠は誰なのか、候補を何名か挙げていきたい。
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東京五輪でのメダル獲得を狙うU-24日本代表だが、各国の選手もツワモノ揃いでビッグネームがOA枠で選出される噂もある。スペイン代表で言えば、レアル・マドリードDFセルヒオ・ラモスやエジプト代表ではリバプールFWモハメド・サラーなど。この世界の強豪たちに立ち向かうには日本もOA枠を使用する必要があるだろう。18名のうち3名までOA枠を使うことができるが、もちろん北京五輪の日本代表のようにOA枠を使用しない例も考えられる。
まずは先日の韓国戦で2アシストを記録した大迫勇也。U-24日本代表のFWは今回選出された3人に加え、前田大然や小川航基、上田綺世などが東京五輪世代の候補。だが、絶対的エースが不在でスタメン争いは横一線となっている。そこに大迫が入ることによって、前線でボールが収まり2列目の久保建英や三笘薫などの攻撃が活きてくるだろう。
東京五輪では主将としての役割を担う中山雄太がボランチを務めることを考えると、その相棒となる選手を置きたい。渡辺皓太はアルゼンチン戦でスタメンとなったが、少々不安を残した。田中碧や田中駿汰も考えられるが、このポジションでは柴崎岳がOA候補だろう。今回の代表には選出されていないが、森保ジャパンでは遠藤航とボランチを組んできた。中盤で攻撃を組み立てることができる。さらにはスペインで守備への意識も増した。攻守において貢献できるだろう。
久保や三笘など豊富な攻撃的な中盤のポジションで推したいのが中島翔哉だ。リオ五輪での経験は東京五輪世代にはプラスになるはず。攻撃のアイディアが豊富な中島が久保や三笘と共演するのは面白い。攻撃のバリエーションが増えるだろう。五輪経験を考えると、4位という好成績を残したロンドン五輪世代の清武弘嗣も挙げたい。代表からは遠ざかっているが、昨季はセレッソ大阪で33試合出場8得点8アシスト、今季は7試合1得点。Jリーグで活躍する一人だ。
OA枠での出場を目指している本田圭佑は昨年12月にボタフォゴを退団し、現在はアゼルバイジャンでプレー。3ヶ月ほど実戦から遠ざかっていて、この短期間で滑り込むのは考えにくい。精神的支柱としての声も挙がるが、川島永嗣の方が現実的かもしれない。今季の序盤は出場機会が与えられていなかったものの、現在はフランスのストラスブールで正守護神の座に君臨している。後ろから味方を鼓舞し、プレーでチームを盛り上げる。そんな川島もOA候補に推したい。
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