【写真:Getty Images】
U-24日本代表は『SAISON CARD CUP 2021』で26日と29日にU-24アルゼンチン代表と対戦する。川崎フロンターレの三笘薫は、U-24日本代表の一員としてこの2試合に臨む。
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今夏に控える東京五輪を見据え、A代表で主力を務める冨安健洋を除く五輪世代は、U-24日本代表へ振り分けられた。昨季からJリーグでセンセーショナルな活躍を見せる三笘は、このチームを牽引する活躍が期待されている。
最大の特徴はドリブルだ。相手に身体を当てられても、スピードに乗ってもボールタッチは乱れず、相手の足が届かない位置にボールを置くことができる。独善的なプレーは好まず、フリーの味方を活かすプレーにも積極的。ルーキーイヤーだった昨季は12得点を挙げたが、アシストも13個記録している。
サイドラインを背にしてボールを足元で受けると、ボディフェイントで相手の重心をずらして逆を取り、初速で相手を抜いてしまう。オフ・ザ・ボールの質も高く、スペースに走りこむ判断も優れている。三笘の魅力はドリブル以外にも選択肢を常に持っており、アタッカーとしての総合力が高い。
その独特な間合いに多くのJリーガーが翻弄されてきた。1人で止めるのはもはや不可能で、複数のDFで対応せざるを得なくなっている。そうなれば川崎フロンターレでは味方にチャンスが生まれる。今季はここまで1得点2アシストという成績だが、三笘のプレーが相手を引き付け、味方を活かすプレーも多い。
19年6月に行われたトゥーロン国際大会でU-22日本代表は決勝でU-22ブラジル代表と対戦。途中出場の三笘は得点を奪えず、チームは敗戦。同年10月にはブラジル遠征で再戦したが、三笘は出場なしに終わっている。
世界レベルの相手に対して三笘がどれだけ通用するかを計るうえで、U-24アルゼンチン代表という相手はぴったりだろう。U-22ブラジル代表と戦ったのは2年前。翌年にJリーグで大きな飛躍を遂げた三笘は、南米の強豪相手にどのようなパフォーマンスを見せるのか。
●1人では止められない! 三笘薫が見せる圧巻のドリブル突破
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