【写真:Getty Images】
5月に開催が予定されるイングランドのFAカップ決勝では、「ソーシャルディスタンスなし」で最大約2万人という観客の入場が実現する可能性があるかもしれない。英『BBC』『スカイ・スポーツ』などが伝えている。
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新型コロナウイルス感染予防のため、イングランドでは依然としてプレミアリーグなどで無観客での試合開催を継続中。昨年12月には一部地域で最大2000人など少数の観客入場が認められたが、変異株も含めたウイルス再拡大ですぐに無観客に戻されることになった。
現在は他スポーツとともに観客の入場再開に向けたプランを作成中。英国政府は5月17日以降に最大1万人または収容人数の4分の1のうち低い方の観客入場を可能とする方針を打ち出しており、プレミアリーグでは最終節あるいはラスト2節に適応されることが期待されている。
その5月17日の2日前となる5月15日に開催されるFAカップ決勝が、観客入場のテストイベントとして用いられる可能性もあると伝えられていた。13日には英国デジタル・文化・メディア・スポーツ省がその詳細についてさらなる説明を行っている。
同省によれば、テストイベントは他のスポーツを含めて複数開催される見込みであり、一部のイベントでは「観客やファンをソーシャルディスタンスなしで入場させる」ことも想定しているという。公式に明言されてはいないが、FAカップ決勝に関しては最大2万人の入場に向けた議論が行われていると英メディアは伝えている。
FAカップ決勝の舞台となるロンドンのウェンブリー・スタジアムの収容人数は9万人。2万人が入場したとしてもその4分の1以下ではあるが、観客と観客の間の距離が義務付けられず、本来の形に近い光景のスタジアムが実現する可能性もあるのだろうか。
今季FAカップには現在8チームが勝ち残っており、来週末の20日および21日に準々決勝が行われる予定。ボーンマス対サウサンプトン、エバートン対マンチェスター・シティ、チェルシー対シェフィールド・ユナイテッド、レスター・シティ対マンチェスター・ユナイテッドの4カードとなる。
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