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「今日みたいに内容が悪くても…」。なぜ川崎フロンターレは勝ち続けるのか? 田中碧が語るこだわり

text by 加藤健一

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【写真:スクリーンショット】

【川崎フロンターレ 1-0 柏レイソル J1第4節】

 明治安田生命J1リーグ第4節、川崎フロンターレ対柏レイソルが13日に行われた。家長昭博のゴールで1-0の勝利を収めたフロンターレは、開幕5連勝を達成している。

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 レイソルのタイトなプレーと、悪天候によるピッチコンディションの悪さに苦戦し、フロンターレは今季はじめて前半を無得点で終えた。しかし、後半開始からピッチに立った三笘薫の突破から家長が80分にゴールを決める。ガンバ大阪とのXEROX SUPER CUPから続く複数得点は5試合で止まったが、公式戦の連勝を6に伸ばしている。

「チームがうまく回るように、後半に関しては少し前半に比べて自分がボールを触りながら進めようと考えていた」と、田中碧はハーフタイムの修正を明かす。田中が中盤の底でボールを捌く場面が増えた後半は、ボールを保持する時間も長くなり、チャンスも増えている。80分の決勝ゴールは攻撃が改善されたことで生まれたものだった。

 ノルマに掲げる1試合3得点は達成できなかったが、センターバックとしてフル出場した車屋紳太郎は手ごたえを語る。「1-0で逃げ切るというチームとして意思統一していたと感じてたので、失点しなかったことが成長かな」。田中も「結局、大事なのは勝つことなので」と、結果へのこだわりを明かした。

「今日みたいに内容が悪くても勝ち点3を取るのを目指している。内容を求めつつ、結果に対してはよりシビアにやっていければいい」

 ここまで公式戦全試合に先発する田中碧は、勝利の重要性をそう語る。うまくいかない時間帯もあったが、結果へのこだわりは捨てない。フロンターレが勝ち続ける理由が垣間見えた試合だった。

(文:加藤健一)

【了】

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