【写真:Getty Images】
今週1stレグが行われるUEFAヨーロッパリーグ・ベスト16の試合では、マンチェスター・ユナイテッドとミランの名門対決に大きな注目が集まる。前回両チームが対戦した際に主役となったのは、ユナイテッドのエースとして活躍していたウェイン・ルーニーだった。
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それぞれイングランドとイタリアを代表する名門クラブであるユナイテッドとミランだが、近年元気がなかったことも含めて状況は非常に似通っている。ユナイテッドは7年間、ミランは9年間にわたって国内王者のタイトルから遠ざかっているが、今季はどちらも復調気味。同じ町のライバルクラブに遅れを取ってリーグ2位に位置するという状況まで同じだ。
両チームがチャンピオンズリーグ(CL)上位進出の常連だった00年代には対戦の機会も多かったが、それも近年はご無沙汰だった。最後に対戦したのは11年前、2009/10シーズンのCL決勝トーナメント1回戦でのことだ。
ミラノで行われた1stレグでは、ミランがロナウジーニョとクラレンス・セードルフ、ユナイテッドがポール・スコールズとルーニー(2点)という豪華な顔ぶれの得点により3-2でユナイテッドが勝利。ユナイテッドが優位に立った状況で、ちょうど11年前の2010年3月10日にはオールド・トラフォードで2ndレグが行われた。
ここでも再びルーニーがミランを破壊。前半13分には右からのクロスに合わせたヘディングで先制点、後半開始直後には左サイドからのスルーパスを受けて2点目を冷静に流し込んだ。さらにパク・チソンとダレン・フレッチャーもゴールを重ねたユナイテッドは4-0の大勝を収め、2試合合計7-2でミランを下して準々決勝へと駒を進める結果となった。