【写真:Getty Images】
ブラジルの伝説的スタジアムである「マラカナン・スタジアム」が、同国のレジェンドであるペレ氏の名を冠する名称に変更される見通しとなった。ブラジル『グローボエスポルチ』などが9日付で伝えている。
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マラカナン・スタジアムを保有するリオデジャネイロ州議会では現地時間9日にスタジアムの改称に必要な法案を可決。州政府の承認が得られれば正式に改称が決定するとのことだ。
通称マラカナンと呼ばれるスタジアムの現在の正式名称は「エスタジオ・ジョルナリスタ・ド・マリオ・フィーリョ」であり、スタジアム建設に尽力したジャーナリストの名が冠されている。新名称は、ペレ氏の本名に「王」を意味する「レイ」をつけて「エジソン・アランテス・ド・ナシメント – レイ・ペレ」になるという。
マラカナン・スタジアムは1950年に開催されたブラジルワールドカップに向けて建設され、この大会では「マラカナンの悲劇」と呼ばれるブラジル代表の敗戦の舞台にもなった。その後もフラメンゴのホームスタジアムやブラジル代表の試合会場などとして用いられ、2014年FIFAワールドカップ決勝、2016年リオデジャネイロ五輪なども開催されてきた。
ブラジル代表の歴代最多得点者でもあるペレ氏も現役時代にこのスタジアムで数多くプレー。1969年にはマラカナンでキャリア通算1000点目となるゴールを決めたとされている。1971年にはブラジル代表引退試合もマラカナンで行った。
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