5位:ウイングバックの重要性が高い
3-4-2-1
フォーメーション:3-4-2-1
試合数:182試合
クラブ数:44クラブ
主なクラブ:アタランタ(12試合)、ローマ(22試合)、RBライプツィヒ(8試合)、フランクフルト(12試合)
3-4-2-1は基本的にピッチ中央に多くの選手を配置することになるので、同エリアで数的優位を作り出しながらポゼッション率を高めたり、スペースを突いた攻撃を仕掛けやすくなるのが特徴だ。また、攻める際はもちろんワントップとツーシャドーの働きがキーとなるが、ウイングバックの存在もかなり重要。3-4-2-1をよく使用するアタランタではロビン・ゴゼンスとハンス・ハテブール、RBライプツィヒではアンヘリーニョといった選手が攻撃面で決定的な仕事を果たすことが多い。
守備時は基本的に両WBを下げた5バックを形成する。シャドーの選手はそのまま中央に残りながら守備をするケースもあるが、それぞれサイドに回って5-4-1の形を生み出すパターンが多い。「5+4」はよほど左右に揺さぶられない限り、大きく崩れることは少ない。
弱点は攻から守へ入れ替わった瞬間で、シャドーの選手が求められた守備位置に回り切れないまま相手に前進されてしまうことがしばしば。また、WBの裏、つまり左右センターバックの脇を突かれて崩されてしまうケースも多い。そのため、両WBの運動量はかなり必要となってくる。この部分が弱いと、このフォーメーションは成り立たないと言える。