【写真:Getty Images】
2021シーズンのJリーグ開幕直前オンライン記者会見が24日に行われ、横浜F・マリノスを代表してアンジェ・ポステコグルー監督が出席した。
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26日に迎える今季のJ1リーグ開幕戦では、川崎フロンターレと対戦する。前々年王者と前年王者が激突する注目の一戦だ。
「自分は日本に来て4年目だが、この3年でフロンターレは本当に素晴らしいサッカーを見せてきたし、自分がいた3年のうち2年はフロンターレが優勝している。やはりいいチームだし、選手個々も、監督、コーチ陣も素晴らしいチームだと思っている。そういう部分もしっかり踏まえて、次の開幕戦に向けて準備する」
こうしてポステコグルー監督はフロンターレを称賛したが、対抗心はメラメラと燃えている。決して腰の引けた戦いをするつもりはなく、3年かけて積み上げてきた攻撃的なスタイルで真っ向勝負を挑むつもりだ。
これまでと変わらず、会見のなかでは「自分たちのサッカー」という言葉を何度も繰り返した。
「相手がどうこうよりも、まず自分たちのサッカーをどう戦うかに重点を置いているし、もちろん開幕戦に勝っても、次の試合に負けることはしたくない。そういう意味でも毎試合、自分たちのサッカーをすることが重要になるし、次の試合に向けてどう戦うかに集中していきたい」
今季のマリノスは新たな戦い方にトライしているとも報じられているが、情報は少なく、真の姿はいまだベールに包まれたまま。それでも「自分たちのサッカー」の軸はブレることなく、9位に終わった昨季の失敗を踏まえてさらにバージョンアップしたアタッキング・フットボールを見せてくれるに違いない。
「昨季はスケジュールが非常にタイトだった。そのなかでチームとして波があったシーズンでもあった。そして、自分たちはメンバーをいろいろ入れ替えながら戦い、なかなかうまく順応できなかったシーズンでもあった。今季に関しては自分も含めてチームとしても、選手たちも、昨年の失敗やできなかったことから学んだはずだ。そういう意味でも、今季にかける思いはみんな強いと思う」
「今季は自分が見てきた選手をほとんど変えずにスタートしている。なので、1年あるいは2年、自分のところで練習してきた選手がしっかり揃っており、(新たな戦い方の)浸透も早いと思うし、今季も得点を取り、支配し、自分たちのサッカーを見せていくことで、エキサイティングな試合展開が望めると思う。そういうことができれば結果もしっかりついてくると思う。今季はみんなで一丸となって、昨年学んだことを今季も生かしてやっていきたい」
フロンターレと対戦する開幕戦も「自分たちのサッカーをすること。自分たちのサッカーをすれば、いい形で結果がついてくると思う」と強調する。4年目を迎えたトリコロールの「自分たちのサッカー」、等々力陸上競技場でお手並み拝見だ。
【了】